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日本の道100選

日本の道100選は、1986年および1987年度に当時の建設省によって制定された104本の道路です。選定は二年に渡って行われ、1986年には歴史性と親愛性に優れた53本が選ばれました。翌年の1987年度には美観性と機動性に優れた51本の道路が選ばれ、100選と銘打つものの合計で104本が選定されました。

道に関する百名選は「歴史の道百選」(1996年、文化庁選定)や「歴史国道」(1995~1996年、国土交通省選定)などがありますが、日本の道100選の特徴としては地域でより便利に使われ、より多くの住民に親しまれている道路が多いことがあげられます。知る人ぞ知る、というようなマニアックな道は比較的少なく、日常的に市民が移動する際になにげなく使っている道路も多く含まれています。

各年度に各都道府県から一本は選ばれているので、それぞれ特色のある二本の道路がどの都道府県でも楽しめます。年度による選定基準の違いを楽しむのも、この百名選の味わいの一つですね。

ひとくちメモ:
選定された道路には顕彰プレートが交付・設置されています。日本の道100選のすべてを訪れ、この顕彰プレートや記念碑を写真に収める「日本の道100選ハンター」の方もネット上でしばしば見かけます。このデザイン性にも優れたプレートは、東京オリンピックのポスターや大阪万博、NTT、ニコンなどのロゴマークも手がけた、日本を代表するグラフィックデザイナー・亀倉雄策氏の作品です。

また日本の道100選はネット上に公式情報がなく、顕彰プレートが設置されている正確な場所をまとめて公開しているところもあまりないので、宝さがし感覚でプレートを探しだす楽しみもあります。

またドライブやツーリングなど「絶景」をより楽しみたい方はこちらの記事も御覧ください。

ニッポン絶景ロード100

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日本百名峠

日本百名峠は、作家の井出孫六が編んだ1982年の同名の書籍で紹介されている峠です。山がちな日本の国土では、ちょっと足を伸ばすさいにも山越えが必要で、経済や交通の発展に伴い必然的に多くの峠が作られてきました。

選定の基準は明記されていませんが、同書のまえがきにはこう記されています。

そこで一年前、峠を愛する方々と相謀って、全国千余に及ぶ峠のなかから、およそ四百七十余りの峠を拾い出してみた。峠を通じて、日本列島全体を俯瞰するためには、地域が偏ってはならない。そこで北は北海道から南は沖縄まで一道一都二府四十三県からくまなく峠の代表を選出することを原則として、四百七十余から、百にしぼるためには多くの名峠に泣いてもらう必要があった。とりわけ東北、甲信越に泣いてもらった峠が多い。

制覇の難易度:
上記のように北海道から沖縄まで、全都道府県からまんべんなく選ばれている上、現在ではアクセスが困難または峠自体の通行が難しくなっている場所もあり得るので、事前の充分な下調べが必要となります。

ひとくちメモ:
帯のキャッチフレーズに「百名山の次には、峠の時代が来る」とあり、深田久弥による『日本百名山』を強く意識していることが伺えます。しかし、井出孫六によると「いつか、百の峠を歩いてみたいとそのとき思ったのは、深田久弥さんの名著『日本百名山』に刺激されてのことというよりは、峠の草に埋もれた歴史に魅きつけられてのことだった。」とのことなので、件のコピーは出版社の意気込みゆえ、でしょう。 続きを読む 日本百名峠

日本の秘境100選

日本の秘境100選は、JTBが雑誌「旅」の創刊750号記念のシンポジウムにおいて1989年に選定されたものです。岡田喜秋、C・W・ニコル、立松和平、辺見じゅん、椎名誠が選定に参加し、「いま 日本の秘境100選」と称されました。

秘境は多くの人に知られてしまうと、開発が進み観光地が著しくなり、秘境たるゆえんを失ってしまいます。皆に来てほしくはないが、その素晴らしさを多くに知らせたい、というある意味、矛盾した思いで選ばれたことでしょう。

全都道府県から平等に選出されているのではなく、千葉県、神奈川県、愛知県、大阪府、山口県、福岡県からは選ばれていません。こうしてみると都市圏として栄えているところが選ばれにくいようです。東京都からは二ヶ所が選出されているものの、小笠原、青ヶ島といずれも本土からは遠く離れた島々です。

選ばれたスポットの中にはアクセスが極端に難しいものもありますので、訪れる際には十分な下調べと準備を怠らないようにしたいものですね。 続きを読む 日本の秘境100選

日本紅葉の名所100選

日本紅葉の名所100選は、社団法人日本観光協会が紹介している約700ヶ所の紅葉スポットを元に、場所や内容のバランスを考慮して主婦の友社が選定した。全スポットが2010年に発行された同名の書籍で紹介されています。

定番の日光や箱根から、地元の人しか知らないような名所まで盛りだくさんなので、秋の旅行、特にドライブコースに含めると楽しみが広がりますね。

書籍では全てのスポットが、美しい写真と見頃の時期やアクセスなどの詳細な情報が盛りだくさんなので、機会があれば手にとってみることをお薦めします。

制覇の難易度:
紅葉の季節に訪れないとその良さが味わえないのが醍醐味であるとともに難点。紅葉の見頃は長く続く年でも2〜3ヶ月がせいぜいなので、それを考慮に入れると難易度は高めといえるでしょう。

ひとくちメモ:
紅葉といっても必ずしもすべての樹木の葉が赤く色づくわけではありません。葉が黄色くなるのは黄葉(こうよう)、茶色くなるのは褐葉(かつよう)とも呼ばれますが、一般的には全部まとめて紅葉と呼ばれます。 続きを読む 日本紅葉の名所100選

日本百名山

 

日本百名山は小説家・随筆家の深田久弥が1964年に刊行した書籍で紹介した日本の山々です。

選定の基準は深田久弥が登ったことのある山で、標高1,500m以上、そして山としての品格・歴史・個性を備えていること、とされました。

1994年にNHKで百名山を一座10分ずつ紹介する番組が作成・放映されて以来、中高年の登山ブームとも相まって百名山はブームとして定着しています。しかし、選定の基準はあくまでも深田久弥が個人的・独自に定めたものなので、登山を楽しむ人が必ず登っておくべき山々である、との理解は正しいとは言えませn。

随筆集を読むと、登山をレクリエーションとして楽しむだけではなく、その地の人々との関わりや歴史などへ思いを馳せながら登ることができること請け合いです。

制覇の難易度:
百名山は登山を楽しみ者が登るべき山のリストである、との受け取り方もされていますが必ずしもそうではありません。中には本格手な装備を必要とする山もあるので、制覇は難しい部類に入るといえるでしょう。

ひとくちメモ:
深田久弥の生まれ故郷である石川県加賀市には、深田久弥に関する資料、山に関する書籍等を収集・展示している『深田久弥 山の文化館』があります。 続きを読む 日本百名山

日本100名城

日本100名城は、財団法人日本城郭協会が2006年に定めた名城の一覧です。歴女や戦国武将を題材にしたゲームやアニメ、ライトノベルなどに端を発する昨今の歴史ブームにも押されて、数ある百名選の中でも抜群の知名度を誇っています。

また100名城に関する書籍やガイドも数多く出版され、専門に取り扱うサイトも多数あります。姫路城、松本城、犬山城、彦根城、松江城の5城の天守は国宝に指定されています。

制覇の難易度:
100名城は各都道府県にまんべんなく散らばっており、制覇の難易度は高いと言えます。
特に北海道は、松前城から根室半島チャシ跡郡までGoogleマップ上で737km、運転所要時間は10時間2分となっています。

ひとくちメモ:
お城といえば天守を思い浮かべる人も多いかと思いますが、日本中のお城の中で江戸時代以前に建造された天守が残っているのはわずか12城だけです。他のお城の天守は再建されたものです。 続きを読む 日本100名城